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資料室: シナ・中国関連一般

「中国の戦争宣伝の内幕-日中戦争の真実」フレデリック・ヴィンセント・ウイリアムズ著、田中秀雄訳、芙蓉書房出版、2009年11月発行、¥1,680(税込み)


著者(1890~没年不明)はアメリカ人の新聞記者。少年時代に外人部隊に所属したり、各地を放浪した経験を持つ。訳者は1952年福岡県生まれの日本近現代史研究家(慶應義塾大学文学部卒)。原著名は、“Behind the news in China”。
著者は序文で、「私が初めて中国を旅したのは、一九三七年の日中両国が戦いを始める前であった。上海と南京で、蒋介石政府の高官にインタビューしたのである。それから北京に行き、そしてシベリアの国境、それから満州国を南下して朝鮮、そして日本に行ったのである。それから私は戦争が始まってから中国を再訪した。最初は中国軍と行動した。それから今度は日本軍とであった。私は両方を見た。世界の各地を見た新聞記者としての長年の経験から、何が起こっているのかを理解することができた。私は戦場を後にした。私は多くのものを学んだ。そして精魂込めて書き上げたのがこの著作である。」、「我々は日本に関するものよりも、中国に関して見聞きするものを疑いなく事実として認識する傾向がある。実際問題として、この国には中国のプロパガンダが氾濫している。そして日本を弁護するものをほとんど見ないのである。」、「私は誰をもバックにしてはいない。私は自由に率直に語った。我々がずうっと騙されているよりかは、真実を知った方がよいと考えたからである。」と書いている。
さらに、翻訳者は[解説]で、「本書は、ウイリアムズが支那事変の始まる前、そして始まってから中国や満洲、日本で取材し、体験し、見聞したことを基にしたレポートである。・・・彼はカリフォルニア州のロサンゼルスやサンフランシスコで約二十年間、新聞記者として活動していたジャーナリストであった。そうした実績のあるプロの目による中国=極東レポートであるということを念頭に入れて読んで欲しいと思う。」としている。
史実を理解するには、できるだけ先入観を捨ててその時代に身を置いてみることが求められるが、本書は当時を生きたアメリカ人ジャーナリストによるレポートだけに、臨場感に満ちている。
本書が伝えているのは、中国へのソ連共産主義の浸透による支那事変の勃発や、彼らのプロパガンダによる英米世論の反日に対する危惧なのだが、「日本人は宣伝が下手である」(あるいは、宣伝を軽視する)のは昔も今も変わってはいない。本書は、支那事変から大東亜戦争に至る時代の史実を知りたいと考えるすべての日本人に読んでいただきたい書物であるが、内容の詳細に立入る変わりに各章のタイトルを掲載しておく。
第一章 極東の現状、その全体の俯瞰図
第二章 西安事件と頻発する日本人虐殺事件
第三章 第二次上海事変の内幕
第四章 残虐きわまる中国軍を糊塗するプロパガンダ大戦略
第五章 日本のアジアに対する崇高な使命感
第六章 パネー号事件と対米プロパガンダ大作戦
第七章 阿片を蔓延させる日本というプロパガンダ
第八章 中国人と日本人を比較する
第九章 チャイナタウンの暗殺団と中国の軍閥
第十章 反日を煽る偽写真 
第十一章 ソ連の中国侵略を阻止しようと戦う日本
第十二章 宣教師の善意を利用して日本軍の悪を宣伝する
第十三章 広東と漢口の陥落、そしてその後の展望

「真実の中国史[1840-1949]」宮脇淳子著、岡田英弘監修、李白社、2011年10月発行、¥1,680(税込み)


著者は1952年、和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大学講師(学術博士)。監修者は1931年、東京生まれ。東京大学文学部卒業、東京外国語大学名誉教授(著者の夫)。
本書は著者と編集者との質疑応答をもとにまとめられたものを監修者が監修して出来たものである。したがって読みやすいが、根拠の提示などはあまり丁寧になされていない。
「「中国」というのは時代によって意味する大きさ(土地の広さ)が全然違います。その時々の皇帝の血筋、一族もまったく違う。つまり、支配階級の出身が違うのです。実は言葉も違います。北から入って来たり、西から来たりと、その時々に王朝が変わって、まず同じ中国などないのです。治めている土地の大きさも時代によって全然違います。・・人種間の争乱の歴史なのです。」(序章)、「中国の歴史というのは基本的に二つの流れがあります。北族の時代と南族の時代とでも言えばいいのか、中国王朝の四分の三は北から入った人たちの王朝です。有名な王朝は北魏、隋、唐、遼、金、元、清ですが、北方の民は実は全部女が強いのです。」(第一章)、「中華人民共和国が成立する以前には、中国といってもすべて別々の、違った地域の話だということです。・・満洲はもともとは中国ではありません。・・・(現代)中国の言い分は、“歴史”ではなく“政治”なのです。あるいは政治的プロパガンダと言ったほうがいいかもしれません。・・・中国人は、たとえ日本人が因果関係を説明したところで、いまの日本にとって都合がいいからそう言うだけではないかと考える民族です。・・・相手を信じていないからです。・・・彼らにとってみれば過去はなく、いましかありません。・・・歴史自体をまったく信じていないのです。・・・中国では偉い学者の言うこともまったく信じられていません。中国人はもともとお上の言うことは信用しない人たちです。」、「中国は前のことは関係ないということを普通にやっています。清朝のことだから知らない、中華民国のことだから知らないと、国際関係はまったく無視します。」、「日本は(外国との不平等条約を)・・法律にのっとって改正してきました。・・・中国はこうした手続きをいっさいしません・・ひたすら喚くか、焼き討ちするか、暴動を起こして殺すか、というふうに大騒ぎして、嫌いだ、やめると喚くだけです。」(第二章)、「中国は日本人の考える国家とはあまりに違います。・・・王朝が変わっても、中国人はまったく変わりません。全域がぴったりと平均化して何かをしたなどということは、中国の歴史上、一度もないのです。」(第四章)
本書の目次は以下の通りです。
序 章 「真実の中国史」を知る前に
第一章 中国の半植民地化は「アヘン戦争」からではない[1840-1860]
第二章 中国に本当の西洋化など存在しない[1861-1900]
第三章 国とは呼べない中華民国からはじめて国家意識が生まれる[1901-1930]
第四章 歴史上、一度もまとまったことのない中国[1931-1949]
「日本の歴史学界、とくに近現代史の専門家たちの左翼偏向を、私は昔からよく知っていますから、自分でわざわざそういう本を買って読んだりはしません。今回、質問を受けて、一般に流布している歴史書のでたらめさ加減に、あらためて衝撃を受けました。」(おわりに)

「近代中国は日本がつくった」黄文雄著、Wac bunko、2005年7月発売、¥980(税込み)

著者は1938年台湾生れの高名な評論家。

「日中戦争-戦争を望んだ中国 望まなかった日本」北村稔・林思雲共著、PHP研究所、2008年10月発行、中古品あり

著者、北村稔は1948年京都府生まれ。京都大学卒業、大学教授。林思雲は1963年中国南京市生まれ。南京大学卒業後、留学のため来日。九州大学で工学博士号取得後、日本の企業に就職。
本書は、日中戦争中の日本の動向については防衛庁防衛研修所戦史室の戦史叢書「支那事変・陸軍作戦」より、中国側の部分は中国側の研究を資料として書かれている。したがって、著者が資料を慎重に取り扱っていることを考慮に入れても、避諱(ヒキ)(ウソをついてでも、国家や共同体に都合の悪い事実を隠そうとする行為)の文化を持つ中国側の研究資料がどこまで信頼できるかという問題を考えながら読む必要がある。個別の事実としては、日中戦争は中国側が仕掛けてきたものであること(1937年8月の第二次上海事変が戦争の開始)、日中戦争開始前の中国では都市住民が日中戦争を熱望していたこと、日本側が早期終結を目指して何度も和平工作を試みていたこと、戦争開始後もドイツが国民政府へ大規模な武器援助と戦争指導を行い、見返りとして軍備拡張に必要な希少金属(タングステン)の提供を受けていたこと、中国が緒戦で大敗すると、開戦を熱望していた都市住民が兵役をのがれ、日本の存在すら知らない農民が兵士となり悲惨な待遇の中で戦争を戦ったこと、占領した都市住民の食糧確保のために日本軍と傀儡政権が農村から食料を強奪したことが農民層への共産党勢力の拡大につながったこと、日中戦争が大東亜戦争への導火線となったこと、などが論じられている。中でも、当時の中国における徴兵の実態(金銭による徴兵逃れ、地方組織による拉致、人身売買による兵員の補充)を見ると、「シナ人の最大の敵はシナ人(漢民族)である」との言葉も決して大げさではないことが分かる。註:本書の英訳は掲載文献参照。

「日中戦争は侵略ではなかった」黄文雄著、2005年10月発行、¥933+税


著者は1938年、台湾生まれの高名な評論家。
註:本書は“「日中戦争知られざる真実」黄文雄著、光文社、2002年1月発行、¥1,300+税”を改題・改定した新版です。

「中国こそ逆に日本に謝罪すべき9つの理由」黄文雄著、青春出版社、2004年4月発行、¥1,600+税

著者は1938年台湾生れの高名な評論家。

「アメリカはアジアに介入するな!」ラルフ・タウンゼント著、田中秀雄・先田賢紀智共訳、芙蓉書房出版、2005年7月発行、¥2,000(税別)

「暗黒大陸 中国の真実」ラルフ・タウンゼント著(田中・先田共訳)、芙蓉書房出版、2004年7月発売、¥2,300+税

著者(1900~1975)は新聞記者出身のアメリカ人で、米国政府の元上海副領事。戦前のシナ・中華民国の実情を本書で良く伝えている。原著名は、WAYS THAT ARE DARK-The Truth About China。

「真実の中国4000年史」杉山徹宗著、祥伝社黄金文庫、2004年9月発行、¥600+税


著者は1942年、東京生れ。慶應義塾大学卒業後、米国の大学で講師の経験を経て、日本の大学の教授。
著者は、本書は中国史の「陰」の部分を描いたと述べているが、一部の日本人が戸惑いを覚えるほどに支那(中国)の真実の姿(歴史)を描き出している。古代の支那はさまざまな古典を生み出したが、支那自身はそのような国ではないことが良く分かる。どだい、「論語」で有名な孔子(2mを超える大男だったらしい)自身が、殺害された弟子の子路の肉の塩漬けを送りつけられて人肉の塩漬けを食すことを止めた話は有名である。大陸系の肉食人種が支配した国として、中国もアメリカ合衆国も近年まで奴隷制度や大量虐殺を得意としていたが、さすがに纏足(てんそく)と食人の風習だけはアメリカ合衆国の歴史には聞かない。大陸国家に対する日本人の認識を深めてくれる好著である。

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