「幕末下級武士のリストラ戦記」安藤優一郎著、文春新書、2009年1月発行、¥730+税

著者は1965年千葉県生れの歴史家(文学博士)。幕末から明治への転換期に生きた下級幕臣の残した自伝を基に、この時代の雰囲気を良く伝えている。歴史を作っていくのは政治家や知識人だけでなく、ただひたすら生きていくことに精一杯の多くの庶民だということが伝わってくる書物である。

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