SDHF Newsletter No.351J 慰安婦はみな合意契約をしていた その10 第8章

『「慰安婦」はみな合意契約をしていた』

—ハーバード大学教授ラムザイヤー論文の衝撃—
有馬哲夫著(ワック株式会社)

その10—第8章 ソク・ジョンの「責任転嫁レトリック」

ソク・ジョンが悪質な誹謗中傷を行っていることは、前章で詳しく述べました。この章では、その使っているレトリックを明らかにしています。

韓国メディアなどでラムザイヤー批判を行っているメディアをみると、ソク・ジョンが『ザ・ニューヨーカー』に寄稿した「慰安婦の真実を求めて」というエッセイが最も言及されていると言います。

このエッセイを分析してみると、3つの構成要素からなっています。

(1) ラムザイヤーが書いたコラムと論文に対する彼女自身の批評。
(2) ラムザイヤーの著作物に対するソク以外の研究者のコメント。
(3) ラムザイヤーの著作物とは直接的には関係しない日米韓政府の動き、及び慰安婦問題に対するアメリカの世論。

ソクが3つの構成要素にエッセイ全体のどのくらいのスペースを使っているかを調べてみると、(1)約8.8%、(2)約32%、(3)21.6%だったと言います。

確かにソクは慰安婦問題の専門家ではないが、自分の独自見解は、たった8.8%で、他人のいうことだとか、政治問題をお持ち出して、日本の右傾化などを交えて、エッセイを補強している、というのが実態です。

自分の言葉による批判の核心は、契約があったといっても、契約は自由に行動できる当事者間の交渉を前提としているので、性行為が義務付けられ、それを拒否して立ち去るという選択肢がない状況は、契約下にあるとは言えない、というところにあります。そもそも何かの仕事をする契約は、いつでもそれを行うことを拒否していたら全く成り立たないものばかりというのが現実かと思います。ことさら性行為を持ち出して情緒にうったえて説得しようという巧妙な論を展開していますが、はっきり言って、契約というものの偽造です。

しかも、彼女はもともと「慰安婦」たちは「力づくで脅迫詐欺、そして強制によって徴収・監禁された」という慰安婦の証言を「信用するに値しない」という前提に立ちながら、こんな契約一般とかけ離れた前提を持ち出して、「契約」ではないという勝手な結論を導き出しているのです。

日本語原文: http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Agreement10.pdf

英訳文: http://www.sdh-fact.com/CL/Agreement10E.pdf

令和4年4月13日 「史実を世界に発信する会」 茂木弘道

https://hassin.org

“Comfort Women” All Signed Contracts of Agreement: Impact of the Ramseyer Article
Arima Tetsuo, Professor, Waseda University
(English Translation: Society for the Dissemination of Historical Fact)

Series No. 10: Chapter 8: Jennie Suk Gersen’s Buck-Passing Rhetoric

In Chapter 7 the author demonstrated how Jennie Suk Gersen’s article slanders and libels Ramseyer and his paper. He provides a detailed analysis of the rhetoric she employs in this Chapter.

A look at criticism of Ramseyer’s work in Korean and other media reveals that “Seeking the True Story of the Comfort Women,” written by Suk Gersen for The New Yorker, receives the most frequent mention.

Suk Gersen’s essay consists of the following three components:

(1) Her own commentary on Ramseyer’s columns and articles.

(2) Comments by other researchers on Ramseyer’s work.

(3) Discussion of Japanese, U.S. and Korean government trends (not directly related to Ramseyer’s work); U.S. public opinion on the comfort-women issue.

Professor Arima used the character-count function to determine how much space Suk Gersen devoted to each of these components.

His conclusion is: approximately 8.8% for (1), 32% for (2) and 21.6% for (3). Suk Gersen quoted others about 3.8 more times than she used her own words, clearly divulging her rhetorical tactic.

At the heart of Gersen Suk’s argument is that when sex is mandatory, it cannot fairly be described as contractual if the party providing sex service is not given the option to refuse to provide said services or to withdraw from the contract. But by definition, a contract is mandatory in nature. Suk Gersen’s definition of “contract” is arbitrary and not commonly accepted.

HTML: http://www.sdh-fact.com/book-article/1903/
PDF: http://www.sdh-fact.com/CL/Agreement10E.pdf

MOTEKI Hiromichi, Chairman
Society for the Dissemination of Historical Fact

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