2010年5月 のアーカイブ

SDHF Newsletter No. 24: 日中戦争―日本は何故、何を目的に、どう戦おうとしていたのか

 日中戦争は、盧溝橋にしても、又上海においても中国側から戦争を仕掛けたものであり、
日本はいやいや戦争に引きこまれたものであることを、No. 23 で証明しました。
 船津和平工作(昭和12年8月)、トラウトマン工作(〃12月)のいずれにおいても、
日本は一片の領土要求も利権要求もしていないことが何よりの証拠です。
 ソ連・英・米などの介入に等しい膨大な軍事支援のために戦いは泥沼化、長期化しました。
よく日本は、何のために戦っているのか分からない戦いを惰性で続けていた、と云った批評
をする人がおりますが、実は決してそのようなものではなく、明快な戦争目的をもち、また
日中共存を目指していたことを示す貴重な資料がありますので、紹介します。
 昭和15年4月29日付で支那派遣軍司令部から出された「派遣軍将兵に告ぐ」と題する
小冊子です。英訳し、サイトに掲載するとともに、4千余の海外VIPの案内しました。
現代語訳が冊子になっております。ご希望の方はお申し込みください。 発信する会 茂木

The Second Sino-Japanese War: How, and with what purpose, did Japan fight?

Moteki Hiromichi’s “China Caused the Second Sino–Japanese War” explains how
the Second Sino–Japanese War was a conflict caused by China, and how Japan was
dragged into a war she had not sought. http://www.sdh-fact.com/CL02_1/69_S4.pdf During the war, Japan never made any territorial demands, nor did she make any
demands on interests in China. This is made clear from the Funatsu Peace Initiative
(Aug. 1937), the Trautmann Peace Initiative (Dec. 1937), etc., wherein no such
demands are made.
Well, then — with what goals and with what manner of policies and spirit did the
Japanese military fight? There is a suitable document to show this. A booklet dated
29 April, 1940, titled “Orders for Officers and Men of the Expeditionary Force,”
issued under the name of Itagaki Seishirô, the China Expeditionary Army’s chief of
staff elaborates these. Valuable material for knowing the nature of the war.

* Summary: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/70_S2.pdf
* Full document: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/70_S4.pdf
Questions are welcome.

Sincerely,

MOTEKI Hiromichi
Deputy Chairman and Secretary General for Kase Hideaki, Chairman
Society for the Dissemination of Historical Fact

NHKスペシャル 「上海・百年の物語」魔都を巡る激動の歴史―ここでも歴史歪曲― 「史実を世界に発信する会」茂木 弘道

一、 上海万博開催日の五月一日を前に四月二五日に放送されたNHKスペシャル「上海・百年の物語」魔都を巡る激動の歴史―戦争・革命 名門一族流転の人生―は、なかなか面白いなと観ていたが、やっぱりと云うか、それですんなりと終わってはくれなかった。どうしても日本侵略を入れないと気が済まないようで、「しかし日本軍の一斉攻撃によって上海は」と云うナレーションとともに爆撃画面が現れ、更に「多くに市民が犠牲になった」と進むのである。さも日本軍が一方的に上海に侵攻したかのような云い方であるが、これは完全な『歴史歪曲』である。
二、 その証明は簡単である。当時のニューヨーク・タイムスを見ればよい。
 上海における軍事衝突を回避する試みによりここで開催された様々の会議に参加した多くの外国政府の代表や外国の正式なオブザーバ   ーたちは皆、以下の点に同意するだろう。日本は敵の挑発の下で最大限の忍耐を示した。日本軍は居留民の生命財産を多少危険にさらしても、増援部隊を上陸後数日の間、兵営の中から一歩も外に出さなかったのである。‐‐‐
上海の戦闘状態に関する限り、証拠が示している事実は一つしかない。日本軍は上海では戦闘の繰り返しを望んでおらず、我慢と忍耐力を示し、事態の悪化を防ぐために出来る限りのことをした。だが日本軍は中国軍によって文字通り衝突へと無理やり追い込まれてしまったのである。
        (一九三七年八月三一日付 ハレット・アーべント記者)

ニューヨーク・タイムスが絶対的に正しいなどということではなく、当時明らかに反日・親中国の立場に立っていたニューヨーク・タイムスすらこのように書かざるを得なかったのが、上海での戦争の状況であったという事である。日本の一斉攻撃ではなく、中国軍の一斉攻撃に日本は居留民保護のために反撃して戦争が拡大した、というべきなのである。
三、 市民に被害が出たのは確かであるが、その最たるものは中国空軍の誤爆による中国市民の大量殺害である。八月一三日、非武装地帯に侵入した中国正規軍三万が日本人居留民を守る海軍陸戦隊四千に対して本格攻撃をかけてきた。一四日にはマルチン爆撃機十数機が旗艦「出雲」を編隊爆撃しようとしたが反撃され、挙句の果てには共同租界・フランス租界の市街地に所かまわず爆弾を投下、そのため一般市民(大部分が中国人)が多数犠牲となった。「大世界」ビルでは千人以上が殺され、カセイホテルでは、二百数十人が死亡した。その中には後のライシャワー駐日大使の兄も含まれていた。市民殺害は、中国軍の仕業であることを正しく伝えるべきである。歴史を歪曲して日本軍に濡れ衣を着せるなどということは、謂わば犯罪行為であるが、公共放送であるはずのNHKのやることか!

(10.5)

4月の集計

4月に頂いたご支援の集計です。
4/1 N .M 様 3,000  寄付
4/1 K .I 様 5,000  寄付
4/2 K .H 様 50,000  寄付
4/7 F .T 様 50,000  寄付
4/8 T .H 様 50,000  寄付
4/9 N .G 様 20,000  寄付
4/9 O .Y 様 10,000  寄付
4/10 H .S 様 10,000  個人会員
4/12 M .K 様 10,000  個人会員
4/12 O .Y 様 10,000  個人会員
4/12 U .T 様 10,000  個人会員
4/12 K .F 様 10,000  個人会員
4/12 N .K 様 10,000  個人会員
4/12 O .K 様 10,000  個人会員
4/12 S .S 様 10,000  個人会員
4/12 K .H 様 10,000  個人会員
4/13 K .K 様 10,000  個人会員
4/13 S .J 様 10,000  個人会員
4/13 K .Y 様 10,000  個人会員
4/13 T .A 様 10,000  個人会員
4/13 I .J 様 10,000  個人会員
4/13 M .T 様 10,000  個人会員
4/14 S .Y 様 50,000  個人会員
4/14 O .K 様 10,000  個人会員
4/14 T .Y 様 10,000  個人会員
4/14 Y .S 様 10,000  個人会員
4/15 N .S 様 10,000  個人会員
4/15 S .M 様 10,000  個人会員
4/15 W .G 様 10,000  個人会員
4/16 O .Y 様 50,000  寄付
4/16 M .M 様 20,000  個人会員
4/16 O .K 様 10,000  個人会員
4/16 N .A 様 10,000  個人会員
4/16 N .S 様 10,000  寄付
4/16 K .I 様 5,000  寄付
4/19 M .K 様 50,000  寄付
4/19 A .K 様 10,000  個人会員
4/19 N .T 様 10,000  個人会員
4/19 U .Y 様 10,000  個人会員
4/19 T .K 様 5,000  寄付
4/20 M .T 様 100,000  寄付
4/21 K .Y 様 100,000  賛助会員
4/21 S .M 様 10,000  寄付
4/21 N .M 様 3,000  寄付
4/23 K .F 様 3,000  寄付
4/26 Y .K 様 5,000  寄付
4/26 O .O 様 5,000  寄付
4/27 A .Y 様 5,000  寄付
4/30 T .I 様 50,000  寄付
合計 919,000円  
誠に有難うございました。