2010年7月 のアーカイブ

SDHF Newsletter No. 27: 「つくる会」国連児童権利委員会の不当な内政干渉に抗議

 国連の児童委員会は、日本の国家主権にかかわる重大な問題に対して、確かな情報に
基づくことなく、極めて不当極まりない勧告を日本政府に対して行いました。

  74 委員会は、日本の歴史教科書が、歴史的事件に関して日本の解釈のみを反映
 しているため、地域の他国の児童との相互理解を強化していないとの情報を懸念する。
  75 委員会は、締約国に対し、公的に検定されている教科書がアジア太平洋地域
 の歴史的事件に関して、バランスのとれた視点を反映することを確保するよう勧告する。

 これは、「つくる会」の教科書を念頭に置いた勧告であるが、まるで教科書の内容を
分かっているかのような云い方をしているが、何ら具体的な指摘がないことでもわかる
ように、全く読んでなどいないのである。「つくる会」教科書を批判するグループらが
他国の同調者と大挙して児童委員会に押しかけて、一方的な主張、文書をまき散らした
ことに「何となく」基づいて云っているにすぎない。何もも具体的な根拠はないのだ。
 「つくる会」は、外務省に対して下記の通りこうした不当な内政干渉に対して「断固
として拒否する毅然とした対応」をとるよう要請文を提出しました。

  http://www.tsukurukai.com/01_top_news/file_news/news_276.htm 
 下記の英訳文を世界4500余りの識者・マスコミに発信されました。発信する会 茂木

 Prof. Fujioka Nobukatsu, chairman of the Society for History Textbook Reform,
has submitted an appeal to the Minister for Foreign Affairs, requesting the
elimination of attempts to interfere in Japanese domestic affairs (the content
of Japanese textbooks) by manipulating the UN Committee on the Rights of
the Child. The appeal has been uploaded to our site.

* http://www.sdh-fact.com/CL02_3/24_S1.pdf
If you have any questions, please contact Prof. Fujioka or myself.

Sincerely,

MOTEKI Hiromichi, Secretary General
for KASE Hideaki, Chairman
Society for the Dissemination of Historical Fact

日米戦はアメリカが始めた ― 「史実を世界に発信する会」  茂木 弘道

一、      日米和平交渉が行われていたさなかの、昭和一六年七月二三日、アメリカ大統領ルーズベルトは、陸海軍長官の連名で提出された中国に長距離爆撃機を供与して日本本土爆撃を行う計画案に、OKのサインをした。一二月八日の真珠湾攻撃の五か月前のことである。これは実質的に対日戦の開始を意味しており、日米戦は明らかにアメリカによって開始されたものなのである。対日石油輸出全面禁止が八月一日に行われたのは、従って、アメリカの対日戦争の一環であったことが分かる。

二、      アメリカがフライングタイガーという義勇軍を中国に派遣して実質的に対日攻撃をしていたことはよく知られている。しかし、これはルーズベルトの承認の下、モーゲンソー財務長官が宋子文中国特使との間で合意したアメリカの国家戦略としての対中軍事援助の一環なのである。この計画の具体案の推進はルーズベルトの特別補佐官ロークリン・カリーが担当し、陸軍、海軍を巻き込んで大きな計画に進めていった。一六年五月一五日、ルーズベルトはカリーに書簡を送り、航空機を含む対中支援計画を進めるよう指示しているのである。

三、      かくしてカリーが立てた戦略は「日本本土の工場群を破壊して、弾薬をはじめとする軍需品と経済機構の維持に要する必需品の生産を損なわしめる」目的で、五〇〇機の作戦機(戦闘機三五〇、爆撃機一五〇)を一〇月三一日までに供給するものである。中国の航空基地から長崎、神戸、大阪、東京などとの距離を示す表、B17、ロッキード・ハドソンの攻撃圏内の目標が示されている。勿論フライングタイガーによる大量のパイロットの派遣も含まれており、実質アメリカによる日本本土攻撃である。なおカリーはVENONA文書によって、コミンテルンのスパイであることが確認されていることも付け加えておこう。

四、      カリーの計画は陸海軍合同委員会に提出され、「合同委員会計画JB-355」として承認された。この計画が、陸海軍長官によってルーズベルトに提出され、七月二三日に承認されたということである。したがって、順調に行けば一〇月か、一一月にはアメリカ人(実質米軍)パイロットなどが乗ったB17による日本本土爆撃が行われるはずであった。実際には、ヨーロッパ戦線が急を告げたために、爆撃機がヨーロッパ向けに回さざるを得なくなり、計画が遅れることになった。中国空軍と称するB17の日本本土爆撃が行われなかったのはそのためである。勿論そんなことをしても、目標に到達する前にほとんど撃墜されていただろうが。

五、      事情で実施が遅れたとはいっても、七月二三日、ルーズベルトが日本本土爆撃計画を承認していたという事実は変わらない。日本攻撃を開始したこの日から五ヵ月後の一二月八日、日本は大反撃の攻撃を真珠湾で行った。明らかな自衛権の行使である。日本が侵略者であるなどというのは真っ赤なウソである。

(10.7)

6月の集計

6月に頂いたご支援の集計です。

6/9 T.S 様 10,000 個人会員
6/10 S.T 様 10,000 個人会員
6/10 T.S 様 10,000 個人会員
6/11 S.R 様 10,000 寄付
6/14 D.H 様 30,000 個人会員
6/15 N.Y 様 10,000 個人会員
6/15 M.T 様 100,000 寄付
6/17 M.E 様 10,000 個人会員
6/17 K.I 様 5,000 寄付
6/21 O.Y 様 10,000 個人会員
6/22 N.M 様 3,000 寄付
6/23 S.M 様 10,000 寄付
6/24 T.H 様 10,000 個人会員
6/25 T.M 様 10,000 個人会員
6/30 S.T 様 10,000 個人会員
6/30 M.S 様 10,000 個人会員
合計 258,000円  
誠に有難うございました。