「徳の国富論―資源小国 日本の力」加瀬英明著、自由社、2009年11月発行、¥1,575(税込み)

著者は1936年、東京生れ(伊能忠敬の玄孫)。「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長、外交評論家。1977年より福田、中曽根内閣の首相特別顧問として対米折衝に貢献。「史実を世界に発信する会」代表。本書は、世界史の中でも稀有な例である二百数十年の平和が続いた徳川時代の日本が、世界的にいかに独自な発展を遂げた社会であったかの解説を通して、日本文明と文化の特色を炙り出している。言うまでもなく、徳川時代と現代日本の社会とは地続きである。

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